Yusef Lateef - 'Live at Ronnie Scott's'CD。
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ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・15・ジャニュアリー・1966
RSGB1008CD
ミニLPレプリカスタイルのコンパクトディスク
ジャズと東洋音楽を融合させ、ジョン・コルトレーンやファラオ・サンダースなど、当時の最高のミュージシャンに多大な影響を与えたマルチ・インストゥルメンタリスト、ユセフ・ラティーフの未発表ライヴ音源。
1966年2月にロンドンの老舗ジャズ・クラブ、ロニー・スコッツにて、自身のレギュラー・トリオであるリック・レアード(ベース)、ビル・エイデン(ドラム)、スタン・トレイシー(ピアノ)という輝かしい面々のローカル・バンドとライヴを行なった。ラティーフいわく、これまで共演した中でも彼ら3人は最も優れたミュージシャンだという。
『ライヴ・アット・ロニー・スコッツ - 15 ジャニュアリー 1966』と題された今作の中でアバンギャルドの要素が垣間見られるのが、カルテットが不気味で美しいマット・デニスのスタンダードに落ち着く前のミニマルなイントロ、「Angel Eyes」だ。「Blues for the Orient」は特徴的な曲であり、ラティーフのオリジナル中でも熟練したトラックのひとつである。また彼は常に、映画のテーマ曲を再利用してトラックを作るエキスパートでもあった。1949年の壮大な歴史映画用に書かれたヴィクター・ヤングのスコアを使った「Song of Delilah」は 、素朴で情熱的なブルースの小旅行のような作品に仕上がっている。「Last Night Blues」は頭に残る、ミニマルでオリエンタルなサウンド。異世界のような雰囲気を作り出している鋭い笛の音がこの曲を特徴づけ、まるでUFOの上でヤカンの湯が沸いているようなイメージを起こさせる。「Yusef’s Mood」は、駆り立てるようなR&Bで、ラティーフの初期のレコーディングを再訪するサウンドとなっている。
この時のパフォーマンスは後世の人々に残すべく、ロニー・スコットの要望によりレス・トムキンスが彼が所有するテープレコーダーに保存。当時ミュージシャンたちは、自分たちの演奏が録音されていることを知らなかった。それはスコットがそのほうがミュージシャンたちが彼らのベストを尽くすことができ、最も自然な演奏を捉えることが出来ると信じていたからだ。そしてその結果、美しくのびのびとした素晴らしい演奏の記録が残されることとなったのである。
トラックリスト
Side One:
1.Angel Eyes (9:19)
2.Blues For The Orient (6:51)
3.Song Of Delilah (4:41)
Side Two:
1.Last Night Blues (9:56)
2.Yusef’s Mood (10:44)
参加ミュージシャン
ユセフ・ラティーフ - フルート、シェーナイ、クスン、テナー・サックス
スタン・トレイシー - ピアノ
リック・レアード - ダブル・ベース
ビル・エイデン - ドラムス