BBCセッション1971年
GB1533
2015年発売
12" 45rpm EP
ニコことクリスタ・ペーフゲンは1938年10月16日にドイツで生まれ、10代の頃から 180cmという長身を活かして『ヴォーグ』『エル』といったファッション誌のモデルとして活動。そんな彼女による今作『BBC・セッション・1971』は、1967年から始まった英国BBCラジオ1の『ピール・セッションズ』という番組でライヴを行なった際の音源であり、彼女の音楽キャリアのピーク時に行なわれたセッションと言われている。世界中の最先端の音楽をかけたことで知られているこの番組を仕切ったのは、DJ/ラジオ・パーソナリティーのジョン・ピールだ。彼が英国音楽史にその名を刻む功労者なのは疑いようがないが、ニコの才能を早くから見抜いていたところも、目端が利くジョン・ピールならではだろう。パキスタンの宗教音楽であるカッワーリー や、ポーリン・オリヴェロスのような現代音楽家が使ってきたハーモニウムを、ニコが自在に操り、アンニュイな歌声がそれに被さる4曲である。
トラックリスト
Side-A:1.No One Is There (4:06), 2.Frozen Warnings (4:47)
Side-B:1.Janitor of Lunacy (4:38), 2.Secret Side (4:05)
Credits
収録:1971年2月2日
マスタリングはGearbox RecordsのDarrel Sheinmanが担当。
セカンドエンジニア シセリー・バルストン
リチャード・ウィッツによるライナーノーツ