アブドゥーラ・イブラヒム「ザ・バランス」日本盤CD
アブドゥーラ・イブラヒム「ザ・バランス」日本盤CD

アブドゥーラ・イブラヒム「ザ・バランス」日本盤CD

通常価格 £15.00 販売

ザ・バランス

日本特別仕様盤
発売日:2020年10月21日

日本語ライナーノーツ 付き

本年度旭日双光章を受章! 南アフリカが世界に誇るジャズ・ピアノの巨匠の最新作!

現在85歳、アブドゥーラ・イブラヒム (別名ダラー・ブランド)が2019年にリリースした4年ぶりのニュー・アルバム。『ザ・バランス』と題されたこのプロジェクトには、1983年から長年一緒にレコーディングを行なっているセプテット"Ekaya"が参加している。今回のアルバムは、2018年11月にロンドンのRAKスタジオで1日かけてレコーディングされたもの。豊かなホーン・ライン、軽快なメロディ、高揚感のあるコード進行は、アブドゥーラの全方位的なタウンシップ・ジャズの特徴である。これは、様々なソロピアノの即興演奏と対照的で、アブドラの音楽精神のノスタルジックでありながら希望に満ちた性質を象徴しています。それゆえに、『ザ・バランス』である。

楽曲は1曲を除き、イブラヒムのオリジナル作品。曲によってはスピリチュアルさのなかに東 洋的な幽玄さも感じさせるあたりは、彼の日本文化への傾倒も活きているのかもしれない。唯 一のカヴァーである「Skippy」はセロニアス・モンクの初期ブルーノート時代の曲で、1952年に録音され、当初は10インチ78回転盤でリリースされた。 また、3曲はイブラヒムのピアノ・ソロによる。彼ならではの美と深みが溢れる「Tonegawa」 は、彼がずっと学んでいる日本古武道である八神流躰術の先生の名前だ。

山ほどあるアブドゥーラ・イブラヒムの作品中、どれを聴けばいいのか迷ってしまう人もいるかもしれない。だが、彼のキャリアを集大成したような、その様々な妙味と閃きが詰まった本作はその1番の候補となりえる好作である。

今作についてイブラヒム本人は次のように語っている。

「新しいものもあれば再現したものもある、多数の作品から成る小宇宙です。今も探究し続けている、人生や人間関係において必要な“バランス”を確立することについての経験や物語の楽曲群です。偉大なるマエストロ、デューク・エリントンの言葉を借りるのであれば、“音楽において最も重要なのは、耳を傾けること”なんです」。

【参加ミュージシャン】

アブドゥーラ・イブラヒム:ピアノ

Ekaya: Noah Jackson: コントラバス (トラック1, 2, 4, 6, 8), チェロ (トラック3, 10)
Alec Dankworth: コントラバス (トラック3, 10)
Will Terrill: ドラム
Adam Glasser: ハーモニカ (トラック10)
Cleave Guyton Jr.: アルト・サックス (トラック2, 3, 6), フルート (トラック1, 10), ピッコロ (トラック4, 8)
Lance Bryant: テナー・サックス
Andrae Murchison: トロンボーン
Marshall McDonald: バリトン・サックス

エンジニア: トニー・プラット
ミキシング:キャスパー・サットン=ジョーンズ
マスタリング、カッティング:ダレル・シャインマン、キャスパー・サットン=ジョーンズ(Gearbox Records)
言語
英語
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