ジャスト・イン・タイム・ザ・ファイナル・レコーディング
GB1556ACECDOBI (2CD)
日本特別仕様盤
公開日:2021年2月10日
ライナーノーツ(村井康司)、歌詞対訳 付き
"バディ・リッチがいて、それ以外のみんながいる"Mel Tormé
"This is big band gold dust: This is a last hurrah of Buddy Rich, truly one of a kind" Peter Vacher, Jazzwise ★★★★★
GB1556ACECDOBI (2CD)
史上最強と言われるアメリカの白人ジャズ・ドラマー、バディ・リッチは最高峰のテクニック、パワー、スピード、スウィング感でジャンルを超え、1987年に69歳で死去するまでトップ・ドラ マーとしてリスナーとミュージシャン双方を魅了し続けた。亡くなる5か月前には英名門ジャズ・ クラブ、ロニー・スコッツで彼の最後のコンサートとなった公演を敢行し、今作『ジャスト・イン・ タイム・ザ・ファイナル・レコーディング』はそのライヴ音源を収録したアルバムである。リッチの愛娘キャシーもヴォーカルで参加している。
今作『ジャスト・イン・タイム・ザ・ファイナル・レコーディング』は、1986年11月19日・20日 にロンドンのジャズ・クラブ、ロニー・スコッツで録音された。1970年代からバンドの要として在籍しているスティーヴ・マーカス(テナー・サックス)以外は若いメンバーばかりだが、最後まで非常に多くの公演旅行をこなしてきたリッチ・ビッグ・バンドだけに、バンドの息の合い方はたいへんなもの。1960年代後半に、『トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ』『Count's Rock Band/伯爵とロック』など、ジャズとロックを融合させたサウンドでスターになったスティーヴ・マーカス は、1970年代半ばにバディ・リッチ・ビッグ・バンドに加入し、リッチが亡くなるまでバンドを支えた。ファンキーさとモーダルな雰囲気を両立させたマーカスのソロは、リッチのビッグ・バン ドのもうひとつの”顔”だったとさえ言える。
ローリング・ストーンズが所有するモービル・スタジオによって録音されたこのライヴは、クリアで迫力のある音質のよさも際立っている。特にリッチのドラミングの細部がくっきりと捉 えられていることが、リッチのファンとしては何よりもうれしい。
トラックリスト
1.風の機械
2.ナイトブラッド
3.レディミックス
4.トロッコの歌
5.巻き道
6.ハルコシャッフル
7.ジャストインタイム
8.8.緩い
9.ラブ・フォー・セール
10.ショーニー
11.春のジャンプアップ
12.なぜ悩むのか?
13.ポチとベス
14.ツイステッド (feat. キャシー・リッチ)
Credits
Buddy Rich - ドラム
Cathy Rich - ヴォーカル
Matt Harris - ピアノ
Rob Amster - コントラバス
トランペット - Eric Miyashiro, Kevin Richardson, Greg Gisbert, Dana Watson
トロンボーン - Rick Trager, Tom Garling, Jim Martin
サックス - Bob Bowlby, Mike Rubino, Steve Marcus, Chris Bacas, Jay Craig サックス - Bob Bowlby, Mike Rubino, Steve Marcus, Chris Bacas, Jay Craig